作家研究:日本4

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松本清張への召集令状 (文春新書 624) (文春新書 624)
松本清張の「半生の記」にはさらっとして書かれていない戦争体験が、実はその後の彼の反体制的な態度につながるという内容で、従来の清張論にはなかった斬新な視点でした。それだけでなく、編集者として生身の作家......
松本清張と昭和史 (平凡社新書)
黒い霧とか 昭和史発掘をすでに読み また彼の歴史モノの小説に親しんだ人には 確かに うーんですが まだ未読の人には 入門書代わりになって いいのではないかとおもうが 現時点での 清張史観についての評......
松本清張の現実(リアル)と虚構(フィクション)―あなたは清張の意図にどこまで気づいているか (B選書)
40年来の松本清張愛読者で、同時に関連する評論なども読んできたのだが、この仲正氏による本は秀逸である。特に、三島由紀夫との対比が興味深かったが、この点は私は以前から清張には言わばエリートに対する屈折......
松本清張の残像 (文春新書 (290))
松本清張の「昭和史発掘」の担当編集者だった著者が、清張との思い出をまとめたものと要約できるのだろうが、そのような言葉で予想されるようなやわな出来ではない。清張の昭和史発掘の執筆のために著者が行った調......
村上春樹にご用心
本書は、「村上春樹がノーベル文学賞を受賞していたら新聞に掲載されるはずだった文章」とあとがき以外、 すべて内田さんの人気ブログ「内田樹の研究室」の文章の採録なので、日々内田さんのブログを閲覧している......
謎とき村上春樹 (光文社新書 (329))
この人の深読みすごい!! すべてのテクストは、小説を解釈するためにあると。 村上作品の復習になりますし。 村上春樹の作品の何が面白いのか分からない人にはオススメ!! あー、そうだったのか!!......
村上春樹 イエローページ〈1〉 (幻冬舎文庫)
この読解本を読み終えた後では、村上さんの作品が自分の中で「小説」ではなく「思想書」に近い雰囲気を帯びてきているのを感じます。読んでみれば分かりますが、どの内容も単なる「こじ付け」や「都合のいい解釈」......
村上春樹 イエローページ〈2〉 (幻冬舎文庫)
イエローページ1と同様この本も村上春樹の小説の解釈を行っている.個人的に一番面白かったのはノルウェイの森についての箇所. ノルウェイの森は素晴しい小説だと思う.村上春樹というよりは今まで呼んだ作......
村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ
村上春樹がレイモンド・カーヴァーをはじめとするいくつかの作品の翻訳を手懸け始めた頃、そして柴田元幸がまだ大学院生であった頃、二人はジョン・アービングの「象を放つ」の翻訳活動で出会う。翻訳とは何か、と......
「村上春樹」を聴く。 -ムラカミワールドの旋律-(CD付)
「ねじまき鳥クロニクル」の冒頭に「ロッシーニの『泥棒かささぎ」はスパゲッティーをゆでるのにうってつけの音楽」と書かれています。 初めてこの本を読んだとき「「泥棒かささぎ」とはどんな音楽なんだろう?」......
世界は村上春樹をどう読むか
私はとくに村上春樹ファンではないが、 一人の存命の作家をめぐって、 各国の翻訳者たちが一堂に会してシンポジウムを行なうということ自体、 文化イベントとしてきわめて珍しいことだし、 当日はかなりの盛会......
村上春樹イエローページ (Part2)
1995年以降の村上春樹第二期を詳細分析する。作品としては「アンダーグラウンド」から「海辺のカフカ」まで。私も村上作品を二十年愛読しているがなぜこうも作品に惹きつけられるのかが、大げさに言えば本書を......
与謝野晶子―女性の自由を歌った情熱の歌人 (学習まんが人物館)
私はこのシリーズの漫画本をけっこう購入しておりますが、結構史実にも忠実で感心させられます。そして与謝野晶子さんは、ことにお気に入りの一冊です。与謝野晶子と与謝野鉄幹のおおらかな人柄が漫画を書いておら......
君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟(コクリコ)〈下〉与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯 (文春文庫)
結婚後は鉄幹の女性関係に苦しめられる晶子であった。やがて鉄幹と晶子の名声は逆転し、仕事もなく傷心の日々を送る鉄幹に、パリへの留学を勧める晶子。そして、家計は貧しかったのだが、晶子一人の力でパリへの留......
君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟(コクリコ)―与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯〈上〉 (文春文庫)
与謝野夫婦の出会いから最期までを、その時々に詠まれた詩歌を織り込みながら、所々著者の脚色を混ぜ、綿密に描いた伝記小説。上巻は、晶子と鉄幹の出会いから、晶子の上京、結婚して「みだれ髪」を出版、その後「......
与謝野晶子に学ぶ―幸福になる女性とジェンダーの拒絶
前半は「理性折込済み」かどうかは別にして、比較的「偏見」が中心になっていて、気楽に書いちゃったのかな?という感じもします。後半は持ち直して、原典の用も多い得意の「英米保守本流」的な正論が展開されます......
君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟(コクリコ)〈上巻〉―与謝野鉄幹・晶子夫婦の生涯
与謝野晶子の、華やかに激しい生き方には本当に驚かされた。恋というものはそんなに人間を強くするものだろうか。ちょっと冗長な部分があったので星マイナス1。...
夢のかけ橋―晶子と武郎有情
大正十二年、文壇の寵児と言われた有島武郎は、人妻であった美人記者、波多野秋子と情死した。しかし、それは突発的な事件であった。有島の心を捉えていたのは、与謝野晶子であった。著者は、書簡、日記、証言ほ......
鴎外の「舞姫」 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編)
管理社会の中における心のオアシスとも いえる作品の一つです。明治文学でも森鴎外や樋口一葉の作品は今日読まれません。 口語じゃないのでイマイチ取っ付きにくいのです。 しかしこの舞姫の本は原文と並んで......
新説 鴎外の恋人エリス (新潮選書)
著者は法学者であるが、医療と法律の研究を進めると上で軍医であった森鴎外との接点があり、かつドイツで一定期間教鞭を取るという環境のなかで、人探しの原点である一次資料・・・日本で言う「戸籍」や「土地登記......
鴎外の坂 (新潮文庫)
筆者の鴎外に対する思い入れ、印象がまずあって、それをなぞって行く感じがして、 正直、読んでいて、ついて行きづらかった。 つまらなかった。 (致命的なことに、作者が鴎外作品との個人的な関わりを述べる冒......
森鴎外―文化の翻訳者 (岩波新書 新赤版 (976))
ここまで原典(北欧の言語とドイツ語訳にあたり鴎外の翻訳とのずれを探し、そこに鴎外のある一面の本質を探し出した著者の力量はさすがです。また鴎外の手法の変貌を幅広い翻訳という範疇の中で整理した手際は見事......
父親としての森鴎外 (ちくま文庫)
父が偉大だと息子は辛い。娘だと・・・上手くいくこともあるが(茉莉さんが良い例)、男同士は戦いだから。 父が偉大で、その息子が同じ分野で父に負けない業績を残すというのは並大抵のことではない。 歴史上で......
鴎外最大の悲劇 (新潮選書)
脚気に対しての鴎外の医者としての誤解が、多くの日本兵士を無駄に殺したことが、彼が明治天皇の死に際して殉死したことを明らかにし、隠されていた秘密を明らかにした点で、日本人に必読の画期的な力作である。権......
鴎外の坂
筆者の鴎外に対する思い入れ、印象がまずあって、それをなぞって行く感じがして、 正直、読んでいて、ついて行きづらかった。 つまらなかった。 (致命的なことに、作者が鴎外作品との個人的な関わりを述べる冒......
柿喰ふ子規の俳句作法
柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺 この句が夏目漱石との、いわば「合作」だったとは、この本を読んで初めて知りました。 当時、松山中学(『坊っちゃん』の舞台)で英語教師をしていた漱石は、結核の養生で里帰り......
子規百句
正岡子規の生涯の俳句から100句が選び出され、さまざまな人が鑑賞文を書いています。「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」をはじめとし、有名な句はひととおり押さえてあるような感じ。句集というもの自体初めて読ん......
郷愁の詩人 与謝蕪村 (岩波文庫)
蕪村の原色の世界と芭蕉の墨一色の世界。この二人をうまく対比させることでそれぞれの持ち味がうまく説明されていると思いました。...
蕪村 (岩波新書)
蕪村とは「菜の花や月は東に日は西に」という句の作者であり文人画家として有名という教科書的知識しかなかった。この本を読んで、初めて蕪村の人となりの全体像をイメージできた。俳諧宗匠に就いたのが55歳だっ......
芭蕉、蕪村、一茶の世界―近世俳諧、俳画の美
本書を繙くと、俳諧の真髄、本物に触れる喜びがひとりでに湧いてくる。縮小カラー版とはいえ、芭蕉・蕪村・一茶という三大俳人を中心として、短冊・色紙・懐紙が多数紹介されている。 俳諧史として「連歌から......
芭蕉の孤高 蕪村の自在―ひとすじの思念と多彩な表象
芭蕉が俳諧という単一な世界に生きたとすれば、蕪村は俳諧のみでなく、絵画や芝居、はては遊興の世界にも己を生かした人である。両者の生き方は異なっており、本書では両者の違いを示している。芭蕉は絵も描いた......
江戸俳画紀行―蕪村の花見、一茶の正月 (中公新書 1929)
俳画という切り口で、江戸期の俳人を紹介していくというのは、めずらしいようだが、考えてみると、俳諧というのはもともと画賛などで、絵と一緒に読むほうが本来だったのかもしれない。 著者は、俳画の収蔵品をも......
超芸術トマソン (ちくま文庫)
芸術家・作家・画家など多彩な肩書を持つ著者による、街にあふれる芸術を超えた「超芸術」を楽しく紹介する内容。とはいうものの、ものは言いようで、見方を変えれば単なる「無用の長物」紹介。ただ、その「無用......
反美学―ポストモダンの諸相
原題はThe Anti-Aesthetic : Essays on Postmodern Cultureとあるようにポストモダンに関するエッセイ集である。ただ、エッセイと言うよりは論文集であるように......
宮沢賢治が面白いほどわかる本
〜心疲れている人におすすめ。「面白いほどわかる本」シリーズはちょっとお勉強系のものが多いけれど、これは、読み物として良い本でした。取り上げられている童話の登場人物/登場動物/登場植物などなど・・。こ......
宮沢賢治に聞く (文春文庫)
井上ひさしは本当に優しい人である。初者に、愚かな者に、自分が発見したことを懇切丁寧に教えてくれる。 生来の、教師なのだ。 全部で四部構成。 第一部は「賢治の宇宙」。宮澤賢治だけじゃない、石川啄木まで......
教師 宮沢賢治のしごと
いや〜、教員の不祥事、学力低下に教育公務員給料の引き下げ。教員やってて元気の出る話題にちっとも出会わなかったけど・・久しぶりに元気出ました!特に「教育は芸術」という言葉に感動。そう、日々の授業そして......
賢治の音楽室
宮沢賢治は詩人、作家として知られているが生前に発行されたのは「春と修羅」と「注文の多い料理店」のみ。有名な「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」など多くの作品は彼の死後の発表されている。普段は高校教師であり......
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読 (岩波現代文庫)
第三稿では、「ブルカニロ博士」の思考実験であったはずの物語から、 第四稿に至って、一転して博士の姿が完全に消去され、 結末部分に現実世界でのカムパネルラの溺死が置かれることで、 それまでのやや安易な......
宮沢賢治殺人事件 (文春文庫)
賢治=聖人伝説を覆す問題作。 たぶん、これが本当の賢治像なんだろうね。 で、 この本を読んで、 賢治が嫌いになるか、 好きになるか。 僕はむしろ好きになったよ。私は宮沢賢治の作品が難しくって、どう......
慈悲をめぐる心象スケッチ
いい本でした。玄侑さんは誠実に賢治と読者との双方と対話しています。 宮沢賢治の詩や童話は、仏教を特に知らなくても楽しめますが、深いところには到達できません。この本は仏教に精通し、宮沢賢治と心から......
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